建築模型を画像で紹介。下記の(関連カテゴリー)で 検索できます。   製作 http://www.space1.jp/     転載・複製厳禁

トプカプ宮殿への想い

 
 
 
 
 
 
  青々とした海はイスタンブールのボスポラス海峡で、向こう岸の緑に包まれた塔の見える建物群がトプカプ宮殿です。
海の左側はマルマラ海をへてエーゲ海に~ 右側がロシアの黒海に~通じる交通の要です。向こう岸のヨーロッパ大陸と
  手前のアジア大陸にまたがる都市がイスタンブールです。 イスタンブールは、かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、
オスマン帝国という3代続いた大帝国の首都でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トプカプ宮殿パース006-001
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       オスマン帝国の中の代々の後継者でスルタンと呼ばれる一国の長がトプカプ宮殿を増築していきました。
その華やかな宝物は、「トプカプ宮殿の至宝展」 東京都美術館から現在、京都文化博物館その後に名古屋市博物館で鑑賞できます。
華やかさの影の部分に様々の苦悩があってオスマン帝国が衰退していったそのところに想い巡らせてみたいのです。
スルタンの家系を絶やすことの無いよう、各地の奴隷市場からオダリスクと呼ばれた女性たちは10歳以下から馬の3分の1 ぐらいの
値段で連れてこられて作法、舞、音楽を教育されたそうです。
 
 
 
 
オダリスクを監視する 宦官たちの去勢は消毒剤の無い当時、手術を終えた少年達を首まで砂漠に埋められ、 熱砂で傷口が癒えるのを
待たねばなりませんでした。監視する役目によっては舌を切られたり鼓膜に穴を開けられたそうです。 黒人中心の宦官になったのは、
白人より成功率が高かったためで彼らも海外から調達された奴隷でした。
 
 
 
 
 
 
    スルタンのスレイマン1世の時、ロシアから連れてこられたのオダリスクのヒュッレムを気に入り、別のオダリスクの嫉妬で
顔を傷つけられて、スレイマン1世の呼びかけにも会わないことが起こり、スレイマン1世の再三の呼びかけで会うことに応じて、
ロシア語しか話すことができないヒュッレムに 自国の言葉を教えていく中で愛が芽生え、やがてスレイマン1世はヒュッレムを
正式な正妻として向かい入れ、ヒュッレムの死後にも霊廟を建てさせたと言われています。
 
 
 
 
 
 
    スルタンは自らの立場の安定を狙い、兄弟を幽閉、暗殺し後継者を排除しようとします。しかしスルタンが急死するような
ことが起こると 後継者の世継ぎが問題となり幼少の王子か、永らく幽閉された不能な王子しか存在しないことになり
スルタンの母后、宦官たちの影響力が高まってきます。 目先の政治はできても諸外国を踏まえたスルタンに求められる
長期的な展望のイニシアチブが無いままに遠い遠征先はおろか 自国の統治すら危うい状況となります。スルタンを長とする制度は
危うくなり、諸外国の情勢の把握と 対応が取れなくなってきます....。このように スルタンを絶やさない為のハーレムの在り方が
変化していく中でオスマン帝国の衰退の要因の一つになるとは皮肉なことです。
 
 
 
 
 
 
    トプカプ宮殿は現在、博物館となり 幼いころから王子たちが幽閉された建物は外壁の一部分が残るだけで取り壊されています。
    宮廷の華やかなきらびやかな装飾、西欧で造られたハーレムのイメージとは異なり、実際のハーレムでは 血なまぐさい、
多くの 悲劇があったようです。ハーレムが閉鎖されるとオダリスクは路頭に投げ出され 各地をまわるベリーダンスのようなハーレムショウ
へという方向にならざるをえなかったのでしょうか...。宮廷を彩った高貴な女性の末路としては無念な想いが残ります。
 
 
 
 
  ( ヒストリーチャンネルのトプカプ宮殿の番組を感慨深く見させて頂いたので紹介させて頂きました。
外壁や内装のタイルが綺麗でタイルの良さを改めて感じました。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
DSC00032
 
 
 
 
 
 
 
 
トプカプ宮殿 模型
 
 
 
 
 
 
 
トD8B0~1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
http://www.ee.bilkent.edu.tr/~history/topkapi.html トプカプ宮殿の英語版。宝物をたくさん観ることができる
ホームページです。
 
http://www.360tr.com/topkapi/index.htm ハーレムのエリアの外観、内装の多数のポイントを360度
見渡すことができ 画像が鮮明で綺麗です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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コメント / トラックバック2件

  1. 洋子

    絶句です。
    ひしめき合うように立ち並ぶ建造物もですが、何といってもモザイク!!
    まさに目も眩むような、とはこのことですね。見れば見るほど気が遠く
    なっていくようです。
    宝飾品も、これでもか!と言わんばかりの細工ですね。物語に出てきそうな
    ものばかり。圧巻でした。

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    2007年11月23日 11:09 PM

  2. eyespace

        モザイク! 綺麗だよね! イスラム教のモスクのモザイクタイルも綺麗ですよね。タイルの光沢や色って 時間とともに
     劣化しないのかな~?。一枚一枚 人間の労働で仕上げられたんだろうね。人間の手の労働ってすばらしい!
      立ち並ぶ建物といえば、トプカプ宮殿はベルサイユ宮殿のように、宮殿全体が左右が対称で、シンメトリーの対称となる軸を
     待たない宮殿なんです、計画当初から挨拶の門から入ると 道が斜めに伸びています。対称となる軸がよみとれない
     宮殿のようです。どうして対称にしなかったんだろうね? 日本人は シンメトリーが好きな人が多いように思いますが..笑。

    いいね

    2007年11月24日 8:22 PM